スタッフブログ
- 2019/12/24
- 雑記帳
蜜蠟ワックス掛け
昨日、母と一緒にリビングの床の杉フローリングに蜜蠟ワックス掛けをした。
ここ何年か色んなことがあり手入れを怠っていた。
杉フローリングはとても柔らかいので素足で歩いても足に優しい。
反面、傷がつきやすい。
その傷をどう見るか、それぞれの家庭によって違うことだろう。
僕は蜜蠟ワックスを掛けるたびに、この傷はいつどのようについた傷なのだろうか?そう思いながら蜜蠟ワックスを掛けている。
蜜蠟ワックスを塗りふき取りをするたびに、思いが込められていく。
木材は自然素材なので、経年により表情が変化していくのだ。
木の床は部屋の面積に占める比重が大きいので、木の仕上げに何を塗るかにより、空間の印象がガラッと変わる。
木の床は光の反射を分散させやわらげる働きがあるので、空間にひろがる光の印象がやわらかく感じる。
蜜ロウワックスの塗膜は「蜜ロウ」というやわらかなロウで膜をつくるため、木ならではの働きをそのまま生かすのだ。
また、木の内部にエゴマ油が浸透することで、木目が深くなり経年と共に木に表情がでてくるようになる。